冒険のエスプリ_22 / Special bag

ウチの長男が学校行事で何と船で日本1周と言う大航海アドベンチャーにまさに今出かけている。心底羨ましい限りだがひと回り二回り成長して帰って来る彼の顔を早く見てみたい。

親にとってはそれこそお土産以上の価値がある気がする。

今回改めて気付いたのだが自分はとにかく何かイベント前の準備が死ぬほど好きな様だ。

他人の分の準備であっても、僕の冒険の準備の熱量と変わらない事が改めて分かった。

今回息子に用意した釣りの仕掛けは、サビキ用セット、チョイ投げ、そしてジグヘッド+ワームなどを分かりやすくカテゴリー分けして,リールやライフジャケットと共に1つのバックに集約させた。ついついあれもこれもと気付いたらキャンプに行くのかい?って位の物量になってしまう邪念を祓いつつシンプルを目指すのはデザインと一緒だな〜と。

自分も経験があるのだが、色々持って行き過ぎて逆に迷ってしまうパターンが多かった経験を踏まえてシンプルにまとめたつもりだ。

更には今回用意したバッグは長方形で素材も少し硬く頑丈なので繊細なギアなども守れる構造になっているからリールなども一緒に入れられた事がとにかく良かった。更にD管が付いているのでストラップをつけたら普通にバッグパックにも早変わりする所もとても良い。自分流のオリジナル・サコッシュとも言っても過言では無いだろう。

ちなみにリールは2000番、2500番の2種類を用意したのだが2000番の方にはナイロン糸、2500番リールの方の糸がPEラインと言う繊維を編み込んで作られた糸で、感度ビンビンの糸の為、魚の当たりなどが手元にダイレクトに来る反面、ルアーなどを結び合わせる際の結束強度が落ちる欠点があるのだ。故にリーダーと言うナイロン糸をそのPEラインと結束すると言うメチャクチャ面倒くさい作業をする必要があり、息子も自分だけで結べるのか?って不安を仰いでしまったのは今回の僕の反省点の1つだ。

次回はもう少し早く糸の結束などの練習をした方が良かったに違いない。

ただ最近の子供はやれ習い事だなどで暇ではないのも問題だ。

なんせ出航当日の朝まで糸結びを練習するハメになってしまったからだ。正直僕の方が焦ってしまっていたかも知れない。そして焦っている時ほど全く入ってこなかったりするので急遽、取説的なざっくりイラストを描き込んでこのバッグに入れてあげた。

ただ現場は風が強かったりなど常に状況が変化するので家で練習するのとはだいぶ違うのでその難しさなどを経験するのも釣りマスターを目指す上では越えなければ行けないのである。

誰にも頼る事なく自分ひとりで壁にぶち当たって色々悩み、隣に誰かがいたならば相談して解決したり、とにかく試行錯誤して困難を乗り越えて欲しいと思った今日この頃である。

だからたかが釣りかも知れないが沢山失敗して欲しい。その失敗は最高の財産になる事間違い無いだろう。

息子とギアの最終チェックをしてる時に、パパ、魚が食いついてブルブル来るあの感覚ってたまらないよね!と。

僕も同感だよ息子よ!

この文章を書きながら羨ましいな〜と指を咥えている事を付け加えておこう。